この本がおひとりさま上司のカバンの中にそっと入っているのを見た
「定年男子定年女子」大江英樹、井戸美枝
この本、発売されたときから気になったいたのですが、30代後半女性上司のカバンに入っていたのを見て、読む気になりました。
女子の老後、気になりますよね……先輩、その気持わかります。
ちなみに、この本に投資の仕方、お金の増やし方など一切書いていません。
むしろ、投資は苦手ならしなくてよいと書かれています。
それが、この本の良いところです。
お金を増やそう!老後のお金がこのままでは足りないよ!という本ではなく
「お金のことも含めて、老後に備えましょう」という本。
定年を迎えた元証券マンの経済コラムニスト(定年男子)と、夫がリタイア済で自分も間もなく60歳を迎える社会保険労務士・FP(定年女子)が著者。
定年を迎えた・迎える、お金のプロが書いた本ってなかなかないのでは。
しかも、男女両方、会社員・自営業両方の目線で書かれていて面白い。
定年後も働くことこそ、老後不安の最強の解決方法
そうか!老後も働けばいいのか!と当たり前のことに気づいたフレーズ。
最近は、コンビニで働く新人老人をちょくちょく見かけます。そっか!老後は月に数万円分だけ稼げばいいのか!と妙に安心してしまいました。
そして、60歳以降も働くための心構えも書かれています。
いつまでも謙虚な姿勢で老いを迎えたいものですね……
会社員と自営業で異なる“優先順位”
会社員と自営業者では、老後の準備の優先度が違うそうです。
会社員
①孤独
②病気
③お金
自営業
①お金
②病気
③孤独
会社員は会社を辞めると、人間関係が薄くなるので「お金の貯金」よりも「人の貯金」をしましょう、と。
た、たしかに……老後こわ……
あと、年金の繰り下げ受給の話なんかも書かれていますが、この話、意外とみんな知らなくてびっくりなんですが、何で?
うちの親にも、繰り下げ受給の話したら、そんなの年金時事務所の人教えてもらわなかった!(そんなのいちいち教えてはくれないでしょうよ)と言ってました。
まあ、長生きしないとあまり意味ない制度ですが、年金が少しでも増えるので、参考になるのではないでしょうか。
ちなみに、わたしが思う、お金を勉強するために役に立つ本。わかりやすさ重視。
コミックでわかる 20代から1500万円!積み立て投資でお金をふやす
- 作者: 田中唯,西原朗
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2016/09/29
- メディア: 単行本
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難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!
- 作者: 山崎元,大橋弘祐
- 出版社/メーカー: 文響社
- 発売日: 2015/11/11
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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